mind set

マナビたっぷりの奇跡の1週間

コロナの収束とともに再びInputする機会とOutputする機会が増えてきました。ありがたい限りです!

いろいろな方々からさまざまな話を聞いて学ぶことはものすごく大事ですね。自分の身の丈の低さがよくわかり(そもそも身長低いけど・・・)、自分にできることとできないこと、そして、すべきことが本当によくわかるようになります。

この数日間、いいタイミングで素晴らしい方々とお会いできる機会をいただいて、たくさんのことを教えてもらいました。本当に感謝です!

本人の希望によりお名前を明かすことはできませんが、最初にお会いできたのは某プロスポーツチームで奮闘している1人の若き女性ストレングスコーチ。久しぶりに会えて、たくさん話を聞くことができました。彼女は日々、障害予防やパフォーマンス向上を掲げて、さまざまなトレーニングを行っています。ここまでは王道な話なのですが、ユニークなのは実際にそのスポーツで起こっている動作、例えばダッシュの動きなどを試合の映像からいくつもいくつも抜き出し、解析して、ケガが起こる時のダッシュタイムの特徴などをあぶり出し、選手からのヒアリングも加えて、それらをヒントにしてトレーニングを組み立て、マネージメントしてるんです。

練習や試合で起こるケガのリスクを減らし、練習や試合でのパフォーマンス向上の一助となれるようなトレーニングを展開する。そのために、文字通り、練習や試合でのパフォーマンスとトレーニングのパフォーマンスをリンクさせる鋭い視点と飽くなき追求を持ち続け、とことん取り組む彼女の熱量にめちゃくちゃ感服しました。

若い人たちの柔軟でユニークなアイディアは本当に素晴らしいです!自分には出てこなかったであろう発想にハッとさせられました。自分の身の丈の低さがよくわかっただけでなく、自分がすべきことは、こうした優秀で素晴らしいストレングス&コンディショニングコーチ(SC)が、たくさんのトップの舞台で大活躍できるように環境を整えていくことだと改めて感じました。

この感動が消えぬまま翌日に会うことができたのは、神事努さん。野球界では超有名な方で、國學院大学で教鞭を取りつつ、Next Baseを中心に野球選手のパフォーマンスを引き上げまくる素晴らしい研究者です!昔からいろいろなところでご縁があり、ここのところ、Next Baseをきっかけにいろいろと教えていただく機会をもらっています。

神事さんとの話を通して理解が深まったことは、選手のパフォーマンスを改善する上で土台となるストレングス(力発揮)のベースはあったほうが確実に有利。その上で、スキルそのものを引き上げるドリルというか、トレーニングというか、それらが混ざり合わさったなんらかの訓練のようなものが必要ということ。これをトレーニング寄りの視点で考えると、いわゆるSport-Specific(競技特異的)なトレーニングということになるのかもしれません。

たまたまですが、その翌日、共通して関わっているあるクライエントの相談で、これまた国内外を飛び回り、名だたるトップ選手のフィジカルトレーニングに携わっている牧野講平さんと電話で話をする機会がありました。そのクライエントはレクリエーショナルランナーの方なのですが、毎回トレーニングはうまくいって手ごたえ感はあるものの、走りとなるとイマイチ手応え感がないという感じでした。百戦錬磨の講平さんの鋭い視点で、この方の臀部の張り具合や接地のポイントのエラーを見抜き、まさに競技特異的な視点でトレーニングアプローチを図ったところ、ご本人の走りの感覚もすごく良くなったとのこと!競技特異的なトレーニングに造詣が深く、競技動作を見る視点が鋭く、そうした経験を多く持つ講平さんの解説と具体的なアプローチにめちゃくちゃ感服しました。

神事さんと講平さんの話を通して気付かされたことは、やはり、自分ができること、すべきことは、そうしたSport-Specificなトレーニングアプローチや、ひいては練習が問題なく十分にできるように、その下支えとなるストレングスのベースづくりをしっかりとやるお手伝いをとことんすること。これまで自分に与えられた成長と経験のゾーンをよく理解し、それを感謝し、思いっきり活かしてお役に立てるように努めることだとよく理解できました。

自分がフォーカスすべきゾーンがわかるようになってくると、不思議なもので、こういうことに関心をもっていくといいんじゃないのかな、と神様がヒントをくれます。土曜日にお誘いをうけて参加させてもらった、山下大地氏の「VALDセミナー:フォースプレートを用いたアスリートモニタリング」は、まさにそれでした。まだまだ知識を深めて経験値をあげてお役にたてるところはたくさんにあるようです。神様は、ちゃんと必要なものを用意してくださいますね。

“一昔前は選手が実験室に、今は実験室が選手のところへ”と言われるように、テクノロジーの急速な発展とともに、大きくて持ち運びは困難、価格も数十万から数百万円していた機器が、ものによっては手のひらサイズとなり、価格も数万円から数十万円に収まるDeviceとなったおかげで、現場にいる選手のトレーニングそのものをリアルにモニタリングし、即時フィードバックする時代となりました。もはや、選手が何kgの重量を何回挙げたかを単純に記録してトラッキングしていくのではなく、その重量をどのように挙げたかがポイントとなり、その数値を見て選手のトレーニングパフォーマンスをモニタリングし、疲労を上手くコントロールしながら、即時的にフィードバックを行なって毎回のトレーニングのクォリティを担保する、いわば、“安全に、効率よく、効果的な”トレーニングをクリアに実践することが求められるようになっています。Deviceの進化とともに注目を浴びまくっているのがフォースプレート!山下大地氏のセミナーは、具体的な内容も盛りだくさんで、ここの理解をしっかり深めていかないといけないな、と痛感した感謝すべき時間でした。

週が明けて、これまたすごいタイミングでお会いできたのが、私が駆け込み寺のように頼りまくり、リスペクトしてやまない杉山幹さん!常にアップデートし続けようとするその姿勢、そのためにケチ臭くならないマインド、そして、インプットしたものを惜しげもなくアウトプットして広く還元する心の広さ!本当にいつも感服です。今回もキャッチアップすべきトレンドや動向を思いっきり教えてもらいました。これからが楽しみです!

ちょうど1週間して、最後の締めとなった人物が朝倉全紀さん!この方とのご縁も長いです。飛び抜けてバイオメカニクスが強い朝倉さんにも、駆け込み寺のように頼りまくって、事あるごとにいろいろと教えていただいています。とはいえ、お会いできたのはめちゃ久しぶりで、短い時間ながらめちゃくちゃ盛り上がるひとときでした。改めて、自分がすべきことを確認することができて、本当に実りある時間でした。

自分の身の丈の低さを改めて知り、自分ができること、すべきことを明確にして、それらをきちんとアップデートしながら、自信のあるものをしっかりと提供していく。これこそ、自分を必要としてくれる人々に対して感謝をもってお返しできる仕え方だと深く知ることのできる貴重な1週間でした。

日替わりで素晴らしい方々に次から次へと会えて、たくさんの刺激をもらいまくれるなんて、笑っていいとも!の令和版じゃん、なんて感じてしまった1週間でした。

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